
■半導体部材や電子材料など収益牽引するがPBRには向上余地の見方
ノリタケ(ノリタケカンパニーリミテド)<5331>(東証プライム)は7月18日、飛び出すように上値を追って始まり、取引開始後に11%高の4340円(430円高)まで上げて約1年前につけた実質的な上場来の高値4350円に急接近し、その後も強い値動きとなっている。「物言う株主(アクティビスト)として知られるストラテジックキャピタル(東京・渋谷)が10日時点で、陶磁器のノリタケ株を5.10%保有していることが17日、わかった」(日系電子版7月17日夕方)と伝えられ、がぜん注目される様子となっている。
このところの同社株は、7月16日まで日々小幅だが10日続伸となってきた。半導体関連部材や電子部品材料などのセラミック・マテリアル事業が収益を牽引しているが、PBR(株価純資産倍率)は0.8倍で東証の要請する1倍台の水準まで向上する余地がある。また、含み資産株として評価される余地も大きいようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)