マーチャント・バンカーズが事業用賃貸マンションを取得、目標の年間家賃収入10億円まで「あと3~4物件」に迫る

マーチャント・バンカーズ

■親会社株主に帰属する当期純利益は年20百万円増加の見通し

 マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)は10月31日の午後、事業用賃貸マンションの取得を発表し、目標としている年間家賃収入10億円の確保に向けて年8.8億円体制となり、あと3~4物件の取得により、目標として掲げている年間収入10億円体制を達成することになるとした。

 31日に発表した事業用賃貸マンションは、大阪メトロ谷町線「喜連瓜破」(きれうりわり)駅より徒歩4分程度と、駅近で、安定的な賃貸需要の見込まれる物件。取得日は2023年11月中旬(予定)。年間36百万円程度の安定的収入とネット利回り5.1%程度が見込める。これにより、親会社株主に帰属する当期純利益が年間20百万円程度、増加する見通し。

■強固な安定的収益基盤をベースに成長分野への投資に取り組む

 同社は、年間家賃収入10億円の確保を目標に、積極的に収益性と資産性の高い大都市圏の賃貸マンションの取得を進めている。本物件の取得により、保有物件数は24物件、取得価額の合計は125億円程度となる。

 年間家賃収入は、8.8億円体制となり、あと20億円程度(3~4物件)の取得により、目標として掲げている年間収入10億円体制を達成する。2024年10月期第1四半期(2023年11月1日から2024年1月31日まで)に年間家賃収入10億円体制を確保いたしますよう、購入候補物件の精査並びに金融機関との協議を進めている。

 速やかに年間家賃収入10億円体制を確保し、さらに、物件売却による利益の確保により、財務体質を強化しながら、物件の取得を進めてまいり、安定的収益基盤を強化していく。

 投資会社として、強固な安定的収益基盤をベースに、EV(電気自動車)や再生エネルギーをはじめ、積極的に、今後の成長性の見込まれる分野への投資に取り組む計画だ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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