【株式市場】前場の日経平均は65円安、円高の影響は限定的の様子で一時16円高

◆日経平均は3万3255円37銭(65円85銭安)、TOPIXは2361.79ポイント(2.71ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億4597万株

 11月30日(木)前場の東京株式市場は、為替の円高を受けて自動車株や重工造船株などが軟調に始まったものの、トヨタ自動車<7203>(東証プライム)や三菱重<7011>(東証プライム)は出直りを試す動きが強く次第に堅調となり、補正予算で半導体産業への予算が強調されたことなどでレーザーテック<6920>(東証プライム)や大真空<6962>(東証プライム)などは活況高。商船三井<9104>(東証プライム)は中盤から高くなるなど海運株も運賃市況など材料視されて高い。銀行、証券も総じてしっかり。日経平均は61円安で始まり、16円08銭高(3万3337円30銭)から160円15銭安(3万3161円07銭)の間を往来し前引けは小幅安となった。

 黒崎播磨<5352>(東証プライム)が急伸しSMBC日興証券が新規投資判断を開始とされて買い材料視。ランドコンピュータ<3924>(東証プライム)は行政拡大を受けて上げた相場の調整が浅いとされ買いやすくなった位置から再び人気化の見方で高値を更新。ショーケース<3909>(東証スタンダード)は積水化学へのチャットボット機能提供やオープンAIによるプレスリリース自動作成サービスなどへの注目強まるとされ一段高となりストップ高。オプティマスグループ<9268>(東証スタンダード)は業績好調に加えニュージーランドのオンライン広告企業の買収が連日好感され一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は6億4597万株、売買代金は1兆7321億円。プライム上場1660銘柄のうち、値上がり銘柄数は771銘柄、値下がり銘柄数は824銘柄。

 東証33業種別指数は14業種が値上がりし、海運、鉱業、証券商品先物、金属製品、銀行、鉄鋼、保険、電気機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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