パス、韓国MEDIPOSTと業務提携、自動培養ロボットに「フィジカルAI」実装へ

■細胞培養データと熟練技術をAIに学習させ自律制御ロボットを実現

 パス<3840>(東証スタンダード)は3月9日、連結子会社のRMDCが韓国のバイオテクノロジー企業MEDIPOST社と、次世代自動培養ロボットを活用した細胞製造の自動化(FA)および「フィジカルAI」実装に向けた共同開発と販売協力に関する業務提携の基本合意書を締結したと発表した。再生医療分野で課題となる細胞製造の量産化と品質安定化を背景に、両社の技術を融合し高度な自動培養システムの開発を進める。

 RMDCは兵庫の細胞培養加工施設で自動培養ロボットの開発を進めており、現在は試験運用段階にある。一方、MEDIPOST社は世界初の他家由来幹細胞治療薬「CARTISTEM」を実用化した韓国のバイオ企業で、幹細胞治療薬の研究開発・製造や臍帯血バンク事業で実績を持つ。提携では同社の製造ラインに次世代自動培養ロボットを導入し、細胞製剤の大量培養に向けた実証テストを行いながら装置の改良とFA化を共同で推進する。

 さらに、培養データや操作ログをAIに学習させ、細胞状態の画像情報とロボットの物理操作を統合解析することで、熟練培養士の判断や手技を再現する「フィジカルAI」機能の実装を目指す。MEDIPOST社は韓国市場における販売パートナーとなる方向で協議を進め、共同マーケティングを通じて海外販路拡大を図る。なお、同提携が当期業績に与える影響は軽微と見込む。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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