くら寿司、日揮HDなど4社、廃食用油のSAFへの再資源化で基本合意、年間約870トンのCO2削減を目指す

■SAFは航空燃料としてCO2排出量を大幅に削減できるエネルギー

 くら寿司<2695>(東証プライム)、日揮ホールディングス<1963>(東証プライム)、レボインターナショナル、合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYの4社は、廃食用油のSAFへの再資源化に関する基本合意書を締結したと発表。SAFは航空燃料としてCO2排出量を大幅に削減できるエネルギーで、日本では2030年に燃料使用量の10%をSAFに置き換える目標が掲げられている。

 くら寿司は国内約540店舗で発生する廃食用油をSAFの原料としてレボインターナショナルに引き渡し、レボインターナショナルはそれをサファイア・スカイ・エナジーが運営する日本初の国産SAFの大規模生産プラントに引き渡す。日揮HDはSAF製造事業に関するサプライチェーンの全体構築を主導する。

 同取り組みにより、年間約870トンのCO2削減が見込まれる。くら寿司は、食を通じた脱炭素への貢献として、本取り組みを積極的に発信し、国内資源循環による脱炭素社会実現を目的とする「Fry to Fly Project」にも参画するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る