イトーキ、朝日新聞社の新拠点となる本社オフィスの1フロアをリニューアル

■「あえて通路を作らない」空間設計で、人と人との偶発的な出会いを創出

 イトーキ<7972>(東証プライム)は7月2日、デザイナーの視点から先進的な空間事例を紹介するデザインギャラリーサイト「ITOKI WORK-Style Design」にて、朝日新聞社のオフィスリニューアル事例を公開した。

 朝日新聞社は、新部署の発足に伴い、東京・中央区にある本社オフィスの1フロアをリニューアルした。各拠点に分散していた従業員が集まり、活発なコミュニケーションが行われる新たなオフィスを構築した。本プロジェクトにおいてイトーキは、プロジェクトマネジメント、レイアウトデザイン、インテリアデザインを担当した。

 組織やコミュニケーションの透明性を高め、オープンな協働を促進することを目的に、「CLEAR」をコンセプトとしてリニューアルを計画。フロア中央には「センターコア」と呼ばれる象徴的な空間を設け、オフィス全体には執務エリアや集中ブースなどの機能を自由に配置した。その間を人が縫うように移動する、“あえて通路を作らない”というゾーニングを採用し、オフィス内で予期せぬ出会いや会話が生まれやすい仕掛けを施している。

 朝日新聞社らしさを表現するインテリアとして、来客エリアには新聞紙を裁断して固めたオリジナルの天板を採用した。さらに、フロアや会議室のサインには新聞印刷の原理である減法混色や新聞のトンボマークを取り入れるなど、随所に企業アイデンティティを体感できるインテリアデザインを施している。

 同空間は、従来の新聞社らしいオフィスから脱却し、最先端の働き方を体現する場となっている。従業員同士のクリアな関係性を築くとともに、新たなビジネス価値の創出に貢献することを目指している。

■ITOKI WORK-Style Designとは・・・

 イトーキが手がけた空間デザインの先端事例を、「Realize(気づく)」をテーマに、デザイナーの視点から紹介するデザインギャラリーサイトである。最新オフィスの豊富なビジュアルとともに、空間設計におけるコンセプトやインテリアの解説、担当デザイナーのプロフィールなどを掲載している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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