信越化学が上場来の高値を更新、「半導体メモリー、2年半ぶり値上がり」など好感

■米国での利上げ打ち止めも追い風とされ注目続く

 信越化学工業<4063>(東証プライム)は12月25日、一段高で始まり、取引開始後は5872円(91円高)をつけて株式分割を考慮した上場来の高値を2日連続更新している。半導体用シリコンウエハの世界的大手で封止材料なども手がけ、前週末のNY市場で半導体株指数などが上げた上、「半導体メモリー、2年半ぶり値上がり」(日経電子版12月24日)と伝えられ、注目の強まる相場になっている。

 また、同社は塩化ビニール樹脂の世界的大手でもあり、産業資材や住宅資材に広く使われるため、米国での利上げ打ち止めを受けて住宅着工件数などが上向くことも買い材料になるとされている。21日には、野村証券が目標株価を5400円から6000円に引き上げたと伝えられて買い安心感が出た。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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