リボミック社と味の素社、核酸アプタマーの体内動態制御技術の共同研究契約を締結

■アプタマー医薬品の生体内安定性向上を目指す

 リボミック<4591>(東証グロース)は25日、味の素<2802>(東証プライム)と、核酸アプタマーの体内動態制御に関する技術開発について、共同研究契約を締結したと発表した。

 核酸アプタマーは、特定のターゲット分子に高い親和性と特異性を持つ核酸分子であり、次世代型の医薬品として期待されている。しかし、その生体内安定性を高めるためには、ポリエチレングリコール(PEG)による修飾が必要であるが、PEGには化学的性質に問題があることが知られている。そこで、両社は、このPEG代替技術の探索と確立を目的として、共同研究を行うことになった。

 具体的には、リボミック社の核酸アプタマー化合物作成及び測定技術と、味の素社の抗体-薬物複合体製造技術AJICAPを組み合わせ、核酸アプタマーの体内動態制御技術の開発を進める。この共同研究により、両社は、核酸アプタマーの医薬品開発における新たな可能性を切り開くとともに、ヘルスケア領域における成長戦略を推進するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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