【株式市場】日経平均は朝方の237円安から切り返し83円高、観光関連株など高い

◆日経平均は2万7844円26銭(82円69銭高)、TOPIXは1935.01ポイント(1.87ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億237万株

 6月6日(月)前場の東京株式市場は、原油相場の上昇などを受けてENEOSホールディングス<5020>(東証プライム)などの石油株が軒並み上げ、訪日観光客の受け入れ再開などで空運株、JR各社、観光関連株なども高い。自動車株や電気精密株は前週末のNY株安を受けて安く始まったが、円安再燃などを受け取引開始後を下値に切り返す銘柄が多い。日経平均は取引開始直後の237円62銭安(2万7523円95銭)を下値に切り返し、午前11時前からは上げ相場となり、94円39銭高(2万7855円96銭)まで上げて前引けも高い。

 米韓連合軍がミサイルを発射し昨日の「北」の発射本数と同数で対抗措置と伝えられ、三菱重工業<7011>(東証プライム)や東京計器<7721>(東証プライム)などが高い。アインホールディングス<9627>(東証プライム)は今期も大幅増益・増配予想の決算など好感され急伸。日本駐車場開発<2353>(東証プライム)は自社株買いなど好感され急伸。トミタ電機<6898>(東証スタンダード)は四半期決算の大幅増益など好感されストップ高。sMedio<3913>(東証グロース)は海外からのロイヤリティなどに円安効果などとされストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は5億237万株、売買代金は1兆1316億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は901銘柄、値下がり銘柄数は840銘柄。

 また、東証33業種別指数は20業種が値上がりし、石油石炭、空運、陸運、鉱業、医薬品、保険、繊維製品、その他製品、鉄鋼、水産農林、精密機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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