【マーケットセンサー】2024年相場は『オーナー経営会社』のブランド力相場か?

■政策金利の動向がカギ、M&Aの動向にも注目

 2023年の東京株式市場は、日米の中央銀行の金融政策決定会合の結果発表をきっかけとした政策金利の動向が大きな影響を与えた。2024年も、1月、3月、4月、6月と日米の中央銀行イベントが続くため、政策金利の動向が相場の行方を左右する可能性がある。

 一方、M&Aの動向にも注目が集まる。2023年には、オーナー経営会社によるM&Aが活発化した。これは、東証の市場改革や、創業100年を超える老舗企業のブランド力への期待などが背景にあるとみられる。2024年も、オーナー経営会社によるM&Aが相場を牽引する可能性がある。

 オーナー経営会社は、収益性が高いことや、長期的な視点で経営を行う傾向があることから、投資家からの評価が高い。2024年相場は、政策金利の動向とM&Aの動向を踏まえて、オーナー経営会社への投資が有効な戦略となる可能性がある。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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