JAPEXは1か月ぶりに5500円台を回復、NY原油高に加え「新潟で原油含む泥水が噴出」も材料視し期待の様子

石油コンビナート

■エネルギー安保念頭に国産油田のEOR(原油増進回収)も注目

 JAPEX(石油資源開発)<1662>(東証プライム)は1月4日、前後場ともジリ高傾向となり、13時過ぎに6%高の5540円(300円高)まで上げて約1か月ぶりに5500円台を回復し、出直りを強めている。NY原油相場がリビアの油田のデモによる操業停止報道などを受けて急反発したことに加え、能登で発生した強い地震のあと新潟県で「原油含む泥水が噴出」(NHKニュースWEB1月2日)と伝えられたことを受け、同社のEOR(原油増進回収)、坑井刺激技術などに期待して注目する様子もある。エネルギー安保上、国産油田の再活性化が図られる可能性は絶無ではないという期待が出ている。

 同社ホームページによると、同社では、2006年1月に新潟県・岩船沖油ガス田に、国内の海上油田としては初めてEORの一種であるガス攻法を商業規模で適用し、「10年以上生産期間を延長できている」。油田は「自噴」する部分しか採取しないと3割ほどしか取れず、水などを注入する2次回収を行っても、まだ「地下には60~70%の原油が残されている」ようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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