日本航空は後場堅調、朝方は下げたが「乗客全員奇跡の脱出」などとされ信頼向上につながる期待

■羽田空港での衝突事故は相手機に過失の見方も、飛行機代は150億円

 日本航空<9201>(東証プライム)は1月4日、取引開始後に2.5%安の2706.0円(69.0円安)まで軟化したが次第に持ち直し、午前11時には2799.5円(24.5円高)まで上げ、後場も15円高の2790円台で堅調に推移している。1月2日に羽田空港で発生した航空機同士の衝突事故に関し、朝、航空機の全損に伴う営業損失を約150億円と発表し、ひとまず金額的な損害にはメドがついたほか、株式市場には日航側の過失は小さいのではないかといった見方があるもよう。さらに乗客乗員全379人が避難完了まで18分と伝えられ、航空会社としての信頼性向上や搭乗率の向上につながるといった期待が出ている。

 同事故に関しては、「英報道、全員脱出『奇跡』、日航乗員を『信じられぬ仕事』と称賛」(毎日新聞Web1月3日)との報道や、「『90秒ルール』訓練効果か、日航機、18分間で全員脱出」(日経電子版1月3日)などの報道が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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