リンガーハットは昨年来の高値を更新、第3四半期の各利益黒字化など好感

リンガーハット

■売上高は計画を下回るが原価率低下、通期予想に強気で臨む

 リンガーハット<8200>(東証プライム)は1月15日、一段高で始まり、取引開始後は6%高の2567円(138円高)まで上げて約7か月ぶりに昨年来の高値を更新し、2020年以来の水準に進んでいる。長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」、とんかつ店「濵かつ」を運営し、12日の15時に発表した第3四半期連結決算(2023年3~11月・連結)が各利益とも前年同期比で黒字化、買い先行となった。

 3~11月は、連結売上高が前年同期比8.0%増の296億72百万円で、計画を5億88百万円下回った。しかし、既存店売上高は主力の「リンガーハット」が10.7%増加し、「濵かつ」も4.8%増加し、原価率は1.8ポイント低下した。営業利益は4億85百万円で、前年同期の6億円の赤字から大きく回復した。通期の連結業績予想は営業利益11億円などと全体に据え置き、「目標達成に向けて各種施策に取り組んでいくことを勘案し、通期予想を据え置く」(決算説明資料)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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