前澤工業が高値を更新、第2四半期好調で能登半島地震の復興関連株としても注目

■営業利益2.1倍、上下水処理設備など手がけ復興需要にも期待

 前澤工業<6489>(東証スタンダード)は1月16日、前後場とも次第高となり、13時40分にかけて6%高の1079円(63円高)まで上げて約4か月ぶりに昨年来の高値を更新し、2005年につけた高値1078円も上回って2000年以降の最高値に進んでいる。上水処理設備・下水処理設備、バイオガスプラントなどを手がけ、12日の15時に発表した第2四半期連結決算(2023年6~11月・累計)の営業・経常利益が大幅に増加回復し、好感されている。

 6~11月・累計の営業利益は前年同期の2.1倍の3億90百万円で、経常利益は同89.7%増の4億52百万円だった。受注の確保・拡大に取り組み、原材料価格が高騰する中、原価低減に努めた。今5月期の連結業績予想は7月に開示した従来予想を全体に据え置き、営業利益は36億円(前期比11.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は25億円(同5.0%減)。官公需の割合が高く、収益は期末に偏重する。能登半島地震の復興関連株としても注目されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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