三井不動産は2015年以来の高値に進む、日銀の大規模緩和継続や東京五輪選手村の「晴海フラッグ」に期待

■低金利環境は不動産株にとってプラス、大手不動産株は軒並み高い

 三井不動産<8801>(東証プライム)は1月22日、2日続伸基調で始まり、取引開始後は3837.0円(128.0円高)まで上げて6日ぶりに昨年来の高値を更新し、2015年8月以来の3800円台に進んでいる。東京オリンピックの選手村を活用した新たな街区「晴海フラッグ」に同社グループの大規模ショッピングモール「ららテラス」が3月開業する予定であるほか、京葉ガスの市川工場跡地の再開発も共同展開することなどが期待材料視されている上、22、23日に開催される日銀の金融政策決定会合では現行の大規模な量的金融緩和が維持されるとの見方が多い様子で、不動産株にとってはプラス要因が継続する期待が出ている。

 18日には、みずほ証券が同社株の目標株価を200円引き上げて4100円に見直したと伝えられた。大手不動産株は軒並み高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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