ELEMENTSは3日連続大幅高、業務提携や本人確認サービス拡大など期待材料相次ぐ

■前期は赤字大幅に改善、今期は一部黒字化の予想で期待強い

 ELEMENTS<5246>(東証グロース)は2月8日、一時749円(100円高)まで上げて3日連続のストップ高に達し、後場寄り後は9%高の710円(61円高)前後で売買交錯だが2023年8月以来の700円台に進み、大きく出直っている。1月下旬のケアネット<2150>(東証グロース)との資本業務提携に続き、2月6日付ではグループ会社Liquid(東京都中央区)の提供する本人確認オンライン完結サービス『LIQUID eKYC』の累計本人確認件数が4000万件を突破したと発表、以後、連日買い材料視されている。連騰急伸だが、完全黒字化に向けて中長期の出直り相場がイメージされているようだ。

 1月中旬に発表した11月決算(2023年11月期・連結)は大幅な赤字改善となり、営業損益は従来予想の6億36百万円の赤字から2億97百万円の赤字に半減。プロダクトの選択と集中により開発費用削減を推し進めたことなどで販売費及び一般管理費の抑制が拡大した。今期・24年11月期の予想は営業利益を「△168~58百万円」とするなど、本業での黒字化の余地を提示した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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