DM三井製糖HD、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応を決議

■中期経営計画-2026の達成と株主・投資家とのコミュニケーション強化を方針

 DM三井製糖ホールディングス<2109>(東証プライム)は2月20日、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について、取締役会で決議したことを発表。同社は、中期経営計画-2026の達成により、ROE7%以上を維持し、資本収益性を高めるとともに、株主・投資家とのコミュニケーションを強化する方針である。

 同社は、グループ全体の成長戦略として、国内砂糖事業の強靭化、海外事業の拡大、ライフ・エナジー事業の成長、研究開発力の蓄積・強化、持続可能な社会実現への貢献を推進している。その結果、2023年3月期のROEは7.6%と、中期経営計画の目標を上回ったが、ROICは0.6%と、WACCを下回る水準となっている。また、PBRは、直近5期を通じて1倍を下回っており、株主・投資家からの理解・評価が不十分であると認識している。

 そこで、同社は、資本コストや株価を意識した経営の実現に向け、以下の取り組みを行うこととした。(1)成長戦略の推進=中期経営計画-2026の定量目標を達成し、ROE7%以上を維持する。事業ポートフォリオマネジメントを推進し、現場主導の資本効率経営を実践する。(2)株主・投資家へのエンゲージメント=SR(Stakeholder Relations)担当部署を設置し、財務・非財務情報の開示プロセスを一元化する。情報開示の充実を図り、新たな対話の機会を創出する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る