クレスコ、日立グループはじめ豊富なパートナー認定を持つジェット・テクノロジーズを子会社化

■ITインフラ関連業務の対応力強化につながり高いシナジー効果

 クレスコ<4674>(東証プライム)は2月26日の夕方、システムコンサルティングやインフラ設計構築・運用、各種ミドルウェア製品の導入、Webアプリケーション技術開発などを行うジェット・テクノロジーズ株式会社(東京都新宿区)の全発行済株式を取得し、子会社化すると発表した。株式譲渡日は2024年4月1日。

 クレスコグループは、複合IT企業として、現在、子会社12社、持分法適用会社2社の体制となっている。各社の有機的な連携により、企業のIT戦略立案から開発、運用・保守まで、幅広いニーズに対応している。

■ジェット・テクノは国内有数の金融・流通・製造業等に一貫対応

 ジェット・テクノロジーズ株式会社は、ITインフラに係る各専門分野のプロフェッショナル人材(プロジェクトマネジャー、インフラ設計構築、ミドルウェア設計構築)を擁し、さらには日立製作所<6501>(東証プライム)の「日立製作所金融セグメントプラチナパートナー認定」をはじめとする豊富なパートナー認定を有している。高いインフラ基盤の設計構築力および組織力を背景に、日立製作所および日立グループをはじめとする大手SIer経由で、国内有数の金融業・流通業・製造業等のエンドユーザー顧客に対してプロジェクトマネジメントや要件定義等の上流工程から設計構築まで一貫して対応し、高い評価を得ている。

 一方、クレスコグループは、ネットワーク・サーバー・セキュリティ構築を専業とする「株式会社クレスコ・デジタルテクノロジーズ」および日立製作所を含めた日立グループとの取引実績が豊富な「株式会社シースリー」をグループ会社として擁している。

 今回の株式取得は、ジェット・テクノロジーズとクレスコグループとの協業関係を実現することで、グループとしてのITインフラ関連業務の対応力の強化につながることに加え、クレスコグループアカウント戦略の拡大も可能となり、高いシナジー効果(事業シナジー、顧客シナジー)の実現が望めるものと考えている。

 今後もクレスコおよびグループ各社は、それぞれの持つ販売チャネルやテクノロジーを活かし、お客様のコアビジネスをサポートする付加価値の高いソリューションサービスを実現するとともに、その総合力を発揮して、グループのビジネスの拡大を図っていく方針だ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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