セキとフジシールインターナショナルが資本業務提携、中長期的に企業価値の向上に期待

■環境配慮型経営を推進する重点経営課題の一環

 セキ<7857>(東証スタンダード)は3月15日、環境配慮型経営を推進する重点経営課題の一環として、フジシールインターナショナル<7864>(東証プライム)と資本業務提携したと発表。同提携は、両社の競争力強化と企業価値向上を目的としている。

 セキは、中長期経営計画「Next200」において、環境配慮型経営の推進を最重要課題と位置づけ、特に水性フレキソ印刷加工事業への投資を強化してきた。フジシールグループとは、これまで資本関係なしに協業を進めてきたが、今回の提携により、より強固なパートナーシップを築き、相互の経営資源を有効活用し、競争力と企業価値を高めることを目指していく。

 提携により、環境配慮型パッケージの供給、共同開発の推進、安定供給体制の構築、人財育成・働き方改革の推進が行われる。また、両社は相互に株式を取得し、セキはフジシールインターナショナルの株式を10万株(上限)、フジシールインターナショナルはセキの株式を15万株(上限)取得する予定。

 同提携は、当初はセキの業績に軽微な影響を与えると見込まれるが、中長期的には両社の企業価値向上に寄与すると期待されている。今後、開示すべき事項が生じた場合は、速やかに情報を提供する予定としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る