ステラファーマが後場急伸、再発乳がんを対象としたホウ素中性子捕捉療法の臨床研究に期待強まる

株式市場 銘柄

■新しい乳がん治療の選択肢の基礎確立に加え胸部領域のBNCT分野にも大きく貢献

 ステラファーマ<4888>(東証グロース)は4月3日の午後、「再発乳がんを対象としたホウ素中性子捕捉療法の臨床研究に関する論文掲載のお知らせ」を発表し、注目が集中。株価は14時過ぎに一時16%高の311円(43円高)まで上げて急伸し、約1週間ぶりに300円台を回復した。

 発表によると、同社がBNCT(Boron Neutron Capture Therapy:ホウ素中性子捕捉療法)用ホウ素医薬品「ステボロニン」の提供を行っている社会福祉法人仁生社江戸川病院(東京都江戸川区)で実施された再発乳がんを対象とした研究者主導の特定臨床研究(以下、本研究)に関する論文が「Cureus」(注:症例報告を共有するプラットフォーム)の電子版に掲載された。論文題目は「The Effects of Boron Neutron Capture Therapy on the Lungs in Recurrent Breast Cancer Treatment」。本研究は、新しい乳がん治療の選択肢の基礎を確立するだけでなく、胸部領域のBNCT分野にも大きく貢献すると評価されているとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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