住友商事とJX石油開発、米国ルイジアナ州で大規模SAF/BECCS事業に参画

■年産約12万キロリットルのSAF/RN製造、2029年稼働開始

 住友商事<8053>(東証プライム)とJX石油開発は、米国ルイジアナ州Caldwell郡Port of Columbiaで開発中のLouisiana Green Fuels SAF/BECCS事業に参画したと発表。同事業は、間伐材等の木質バイオマス廃棄物をガス化・合成し、持続可能な航空燃料(SAF)および再生可能ナフサ(RN)を製造するもの。2029年には年産3200万ガロン(約12万キロリットル)の製造設備の商業稼働開始を目指している。

 同事業では、SAF/RN製造・発電過程において生じるCO2を回収し地下に圧入するCCSを実施することで、事業全体でのCO2排出量を大幅に削減する。これは、年間で30万台近くの自家用車が排出するCO2を削減する効果と同等。操業開始時に約150名の直接雇用、更にその5~6倍の間接雇用創出を見込んでいる。同事業を通じてCO2排出削減とエネルギー安全保障の向上、そして地域経済の活性化に貢献していいくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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