綿半HDグループの綿半トレーディングがメキシコ産ウチワサボテンパウダーの販売を開始

■農林水産省もサボテンに対する期待値は高く、サボテン普及を促進

 綿半ホールディングス(綿半HD)<3199>(東証プライム)は19日、グループ会社の綿半トレーディングが、プリックリーペアパウダーHID-6036の販売を開始したと発表した。

 プリックリーペアとも呼ばれるウチワサボテン果実は、レッドビートと同じ天然の赤紫色素『ベタレイン』を含んでおり、着色料なしで綺麗な赤色やピンク色の色味を出すことができる。さらに、ベタレインは鮮やかな色味を出すだけでなく、高い抗酸化作用があると言われている。ウチワサボテン果実は、ベタレイン以外の栄養価も高く、ビタミンC、ビタミンB、ビタミンEなどのビタミンだけでなく、カルシウム、カリウム、マグネシウム、リン、その他ミネラルも豊富に含まれている。特にカリウムは塩分排出、利尿作用、むくみ改善に効果が期待されている。綿半トレーディングでは、国内で唯一ウチワサボテン果実のピューレとパウダーを取り扱っており、この度、新たに「プリックリーペアパウダーHID-6036」の販売を開始した。

<プリックリーペアパウダーの特徴>
 プリックリーペアパウダーHID-6036は、従来のスプレードライ製法とは異なり、真空ドラムドライ製法で粉末化しており、スプレードライ製法に比べ素材の色や風味がより強く出るのが特徴である。

<サボテンの有用性>
 サボテンといえば棘の長い緑の植物を想像するが、メキシコで食用として知られるウチワサボテン果実は、茎とともに食品として古くから親しまれている。甘酸っぱいベリー系の味は、レッドビートのような癖はなく、製菓だけでなく、幅広い食品・健康食品に使用できる。さらにサボテンは農林水産省から食糧危機を救う食べ物として有効性を認められ、綿半トレーディングは、農林水産省が推進するオープンイノベーションの取り組みである「『知』の集積と活用の場R産学官連携協議会」に参画し、世界が注目しているサボテンの普及活動に取り組んでいる。

 また、綿半トレーディングは、中部大学(愛知県春日井市)とコンソーシアムを結成し、食用サボテンの農業シーズとしての価値を科学的に評価し、社会実装に向けた基盤構築と社会的認知の向上を目指している。農林水産省もサボテンに対する期待値は高く、サボテン普及を促進するため、ポスターを制作するなどPR活動を始めた。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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