日立建機は業績予想の増額修正など好感され大きく出直って始まる、営業利益は従来予想を18%上回る見込み

銘柄フラッシュ

■未定だった9月中間配当は5円増配し50円に

 日立建機<6305>(東証プライム)は10月27日、飛び出すように大きく出直って始まり、取引開始後は7%高の2935円(194円高)まで上げて約1ヵ月ぶりに2900円台を回復している。26日の15時に第2四半期連結決算と未定だった9月中間配当の増配、3月通期連結業績予想の増額修正を発表し、3月通期の連結営業利益は従来予想を17.8%上回る見込みとしたことなどが好感されている。

 第2四半期連結決算(2022年4~9月・累計)は、売上高が前年同期比22.2%増の5789.02億円となり、営業利益は同36.7%増の520.68億円だった。未定としていた9月中間配当を1株50円の予定(前期比5円増)とした。今期・2022年3月期の連結業績予想を今年7月に発表した従来予想に対し全体に増額修正し、売上高は11.5%上回る1兆1600億円の見込み(前期に13.2%増)とし、営業利益は同17.8%上回る1060億円の見込み(同4.4%減)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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