ケンコーマヨネーズの子会社DCサプライ、岡山県笠岡市の高校生と食品ロス削減へ取り組み

■規格外野菜を活用した商品開発について高校生がシンポジウムで発表

 ケンコーマヨネーズ<2915>(東証プライム)の100%子会社ダイエットクックサプライ(DCサプライ)は、2024年1月から岡山県笠岡市にある学校法人淳和学園 岡山龍谷高等学校と協力し、生徒と共に規格外野菜を活用した商品開発に取り組んでいる。4月13日(土)に開催された、山陽新聞社(所在地:岡山県岡山市)が主催するシンポジウムにて岡山龍谷高等学校の生徒がその取り組みについて発表を行った。

 DCサプライは「困りごとを、魅力に変える。」というコンセプトのもと、地元・福山市の方々と協力して、美味しく食べられるにもかかわらず形や傷が理由で市場に出せない規格外野菜を活用した商品を『福山工場長』シリーズとして製造・販売している。看板商品『つつんで“たすカル”ツォーネ』、季節の野菜を使ったピクルス、大きさがふぞろいなトマトを使ったソースなどを展開。オンラインショップや地元レストランの店頭での販売のほか、定期的にイベントにも出展し好評を得ている。

 今回は、DCサプライのある広島県福山市の隣に位置する、岡山県笠岡市の岡山龍谷高等学校で実施している授業のプログラム「探究授業」に参画。DCサプライ、『福山工場長』シリーズの商品開発にも携わる福山市内のレストランや笠岡市内の農家などが、市内の規格外野菜を使い、商品の開発から製造、販売までをサポートし、生徒と共に商品を作り上げる取り組み。これにより生徒たちが地元の農業や食品ロスの現状について学ぶきっかけとなった。

 山陽新聞社が主催するシンポジウムでは、「食品ロス削減~もったいないをおいしいへ」のテーマで岡山県内の高校生、大学生、食品ロス削減に貢献する商品を販売する企業などが登壇。岡山龍谷高等学校の生徒は、「KASAOKAKITCHEN」と題した今回の取り組みの概要や、規格外野菜を使用した商品を通じて、手に取った方々に食品ロスへの関心を高めてほしいという思いを発表した。

 商品は笠岡産トマトを使ったミネストローネなど冷凍のスープ3品で、5月の完成を予定している。その後、デザインの授業を通じて商品ラベルを作成し、マーケティングやSNSを活用した宣伝なども学びながら、今秋に笠岡市内の道の駅や岡山龍谷高等学校および系列校のイベントで販売することを目標に進めていく。

 ケンコーマヨネーズグループは今後も、地域社会の抱える課題に向き合い、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを通じて企業価値の向上を目指していくろしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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