【狙い場・買い場】テクノプロHDは豊富な技術社員を持つ人材派遣大手、今6月期も増益

狙い場・買い場

テクノプロ・ホールディングス<6028>(東1)は、ミニゴールデンクロスを示現。連続最高益更新見通しの改正労働者派遣法関連として注目したい。

同社グループは最新の技術力を持ったエンジニアを採用・育成し、その知識と経験を日本の産業を支えるさまざまなお客様の術開発に役立てることを主なビジネスとしている。技術系人材サービス企業の中でも国内最大規模の技術者人材を正社員として無期雇用することで、顧客には幅広い分野の専門知識を持つエンジニア・研究者の技術力を活用頂き、また技術者に対しては業種や取引先に限定されない安定した就業環境とキャリア形成機会を提供している。

前2015年6月期業績実績は、売上高812億4100万円(前年同期比9.5%増)、営業利益72億8300万円(同28.0%増)、経常利益68億3200万円(同62.6%増)、純利益68億7400万円(同70.7%増)に着地。

今期業績予想は、売上高880億円(前期比8.3%増)、営業利益81億円(同11.2%増)、経常利益77億円(同12.7%増)、純利益76億円(同10.5%増)と連続最高益更新を見込んでいる。年間配当は111.52円(同10.64円増)と増配を予定している。

株価は、8月18日につけた上場来の高値3975円から9月8日安値2875円まで調整。9月29日安値3100円と売り直された後、上昇している。派遣法改正によって一部を除き3年とされていた派遣社員の受け入れ期間の上限が実質的に撤廃されることから事業環境は好転する見通し。成長の加速に向けて、今年度からスタートしたテクノプロ・グループ中期経営計画「-Growth1000-」では、サステイブルな成長を実現し、2018年6月期売上高1000億円、営業利益100億円、純利益70億円目標を掲げているが、達成に向け期待感は高まる。配当利回り3.3%と利回り妙も増しており、中長期的な視点でも買い妙味が膨らもう。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る