【株式市場】前場の日経平均は531円安、日銀総裁の国会発言など受け手控え姿勢

◆日経平均は3万8303円39銭(531円71銭安)、TOPIXは2712.70ポイント(33.52ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は7億1557万株

 5月8日(水)前場の東京株式市場は、為替が円安気味にもかかわらずホンダ<7267>(東証プライム)が軟調スタートなど円安恩恵株の値動きが冴えず、引き続き為替介入への警戒感が拭えない様子となった。半導体関連株も米半導体株安などにより総じて軟調。石油株や鉄鋼株、鉄道株や百貨店株、不動産株なども軟調。中で横河電機<6841>(東証プライム)、ユニ・チャーム<8113>(東証プライム)などは上げ、3月決算や業績予想野発表を受け選別買いが優勢。日経平均は157円安で始まったあと次第安となり、午前11時頃からは日銀総裁の国会答弁などが影響とされて一段安、前引けにかけて一時551円12銭安(3万8283円98銭)まで下押した。

 インソース<6200>(東証プライム)がストップ高となり業績予想の増額修正など好感。チャーム・ケア・コーポレーション<6062>(東証プライム)は四半期決算を受けて急伸し高値更新。ブロードバンドタワー<3776>(東証スタンダード)は第1四半期の黒字化やデータセンター拡大観測などで急伸し一段高。河西工業<7256>(東証スタンダード)は11時頃から急伸して一時ストップ高となり日産自<7201>(東証プライム)による支援の観測報道を材料視。ELEMENTS<5246>(東証グロース)はオンライン本人確認システムや3Dボディスキャナー好調とされ出直り拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は7億1557万株、売買代金は2兆572億円。プライム上場1651銘柄のうち、値上がり銘柄数は474銘柄、値下がり銘柄数は1132銘柄。

 東証33業種別指数は全33業種が値下がりし、下落率の小さい業種は、サービス、ゴム製品、化学、水産農林、医薬品、倉庫運輸、金属製品、繊維製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■テレワークとオフィスワークの融合でイノベーション創出を目指す  エキサイトホールディングス(エキ…
  2. ■内閣府発注の大型プロジェクトを15億3800万円で落札  QPS研究所<5595>(東証グロース…
  3. ■働く車や人気キャラクターのおもちゃで、考える力、社会性、創造性を育む  日本マクドナルドホールデ…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■高額品・ブランド品株、不動産株、証券株が狙い目!  今週の当コラムは、円安・ドル高メリット株に注…
  2. ■まさか「円安不況」?!「安いニッポン」買い関連株は順張り・逆張りともダブル選択肢  「短期は需給…
  3. ■アップトレンドを迎える業界のダークホースたち  今週の当コラムは、全面業績相場のなかややディフェ…
  4. ■自分流の業績相場にダークホース?!上方修正実績のある舶用機器関連株の決算発表からマーク  「ゴー…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る