富士通、論理推論可能な大規模言語モデル開発プロジェクト「GENIAC」に採択

■ナレッジグラフとLLMの融合で、生成AIの信頼性と業務活用を加速

 富士通<6702>(東証プライム)は5g津17日、経済産業省が推進する国内の生成AI開発力を強化するためのプロジェクト「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)」のもと、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した、「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/ポスト5G情報通信システムの開発(助成)」に採択されたと発表。

 同プロジェクトでは、知識処理技術の一つであるナレッジグラフと大規模言語モデル(LLM)を融合する新技術の開発を行い、2024年度中の業務活用を目指する。この新技術は、2023年9月に発表した富士通の幻覚検出技術をさらに強化するものであり、最終的には、人間が理解しやすい形式で根拠を説明しながら、業務知識に従って論理推論を進めるLLMを実現するもの。

 同技術の実現により、規制や規則への準拠と説明を要する法務分野での不法行為判定や根拠検索、金融分野における内部統制や会計監査、医療分野での症状検索や診断支援などの業務へのLLM適用が進むことが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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