【株式市場】前場の日経平均は112円高、NY株高など受け鉄鋼、自動車、商社、海運株などしっかり

◆日経平均は3万8758円96銭(112円85銭高)、TOPIXは2750.91ポイント(8.37ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億9495万株

 5月27日(月)前場の東京株式市場は、NY株式市場でNASDAQが最高値を更新した割に半導体関連株は高安混在となったものの、鉄鋼、重工、自動車、大手商社、海運株などは総じて堅調で、NY3指数の3日ぶり反発を受けて米景気への期待が再燃の様子となった。北海道電力<9509>(東証プライム)が続伸など電力株も一部を除き堅調。第一生命HD<8750>(東証プライム)などの生損保、証券株もしっかり。日経平均は朝寄り直後の156円63銭高(3万8802円74銭)を上値に一進一退を続けたが、終始堅調で前引けも上げ幅100円台を保った。

 ブイ・テクノロジー<7717>(東証プライム)が約1年ぶりに3000円の大台を回復し、証券会社の投資判断など好感。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>(東証プライム)は直近8日続落とあってチタン市況などとの比較で売られ過ぎとされ急反発。倉元製作所<5216>(東証スタンダード)は第1四半期の黒字化など受け今期業績への期待強いと一段高。トーラス・オン・プロダクト<6696>(東証グロース)は6月から電気料金の政府補助切れになることを受けAI省電力ソリューション人気拡大の期待などで連日大幅高。

 東証プライム市場の出来高概算は6億9495万株、売買代金は1兆7559億円。プライム上場1649銘柄のうち、値上がり銘柄数は792銘柄、値下がり銘柄数は801銘柄。

 東証33業種別指数は25業種が値上がりし、海運、電力ガス、保険、非鉄金属、証券商品先物、石油石炭、鉄鋼、ゴム製品、医薬品、その他金融、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  2. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  3. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  4. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  5. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  6. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る