日東電工は株式5分割など好感され出直る、実施が9月末のためインパクトは今ひとつの様子だが反発

■ベトナム拠点に新工場、データセンター向けHDDの需要増に対応

 日東電工<6988>(東証プライム)は5月27日、反発相場となり、朝方に1万2360円(255円高)まで上げた後は1万2250円前後で売買され、出直り基調となっている。前取引日・24日の夕方に株式5分割を発表。実施時期が9月末のため買い材料としてのインパクトは今ひとつの様子だが、現在1万円超の株価が5分の1になることで、値がさ株の多い半導体関連株の一角が買いやすくなる。新たな投資家層の流入が見込める効果は大と見られている。

 先の3月決算短信では、今期は、生成AIの普及や先進運転支援システムの技術進歩を背景に、半導体やセラミックコンデンサー向け工程用材料の需要が増加することが見込まれるとした。また、データセンター向けHDDは新たな技術が実用化されるなど、HDDの高容量化が一段と進むことが想定され、これらの需要に対し、ベトナム拠点に新工場を建設し、生産能力を増強する予定、とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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