【マーケットセンサー】7月3日新紙幣発行、関連株は二番煎じ?

チャート 業績 グラフ

■新紙幣発行カウントダウン:経済波及と社会問題の行方

 7月3日、20年ぶりの新紙幣発行が迫っている。為替介入で慌ただしい金融市場とは対照的に、新紙幣発行に向けた準備は粛々と進められている。しかし、すでに関連株は何度も上昇しており、二番煎じ、三番煎じの見方もあるようである。一方、小売・外食業者は、円安による物価上昇への対応と新紙幣対応の設備投資のダブルパンチに苦しんでいる。

■特殊詐欺やタンス預金問題も浮上

 新紙幣発行に伴い、旧紙幣が使用できなくなることを悪用した特殊詐欺の増加も懸念されている。また、新紙幣発行の目的の一つとされる「タンス預金」のあぶり出しも、社会問題となり得る可能性がある。推定100兆円とも言われるタンス預金が、金利上昇や新NISAの影響で銀行や株式市場に流入すれば、大きな経済波及効果が考えられる。

■カウントダウンは最終ラウンドへ

 新紙幣発行まで残り38日、関連株の動きや社会問題などに注目が集まる。カウントダウンは最終ラウンドへ突入し、関連株への再アタックのチャンスとなるかもしれない。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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