【株式市場】前場の日経平均は116円安、NY休場で半導体株など軟弱だが電力、鉄道、海運株など高い

◆日経平均は3万8783円27銭(116円75銭安)、TOPIXは2762.22ポイント(4.14ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は7億5407万株

 5月28日(火)前場の東京株式市場は、レーザーテック<6920>(東証プライム)が反落するなど半導体関連株が重く、ホンダ<7267>(東証プライム)なども反落し、NY株式の休場で手がかり難の様子となった。一方、JR東海<9022>(東証プライム)は4日続伸基調などJR3銘柄が引き続き堅調で、東北電力<9506>(東証プライム)はプライム銘柄の値上がり率1位など、電力株が生成AI普及による電力消費の急増観測などで軒並み続伸。日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株も続伸基調で銀行株も一部を除いて高い。日経平均は朝寄り後に81円95銭高(3万8981円97銭)まで上げたが、ほどなく軟化して午前11時前に143円89銭安(3万8756円13銭)まで下げ、前引けも軟調だった。

 ピクセラ<6731>(東証スタンダード)が一時ストップ高となり新株予約権の行使完了など好感されて約2週間ぶりに100円台を回復。倉元製作所<5216>(東証スタンダード)は第1四半期の黒字転換や次世代半導体パッケージ用ガラス貫通電極の新たな事業など好感した相場に弾みつくとされ一段高。サイジニア<6031>(東証グロース)はEC商品検索エンジンの採用拡大など好感され一時ストップ高。アスタリスク<6522>(東証グロース)は新製品への期待衰えず2日連続ストップ高。エーアイ<4388>(東証グロース)もAIによる音声作成ソフトへの期待で一時3日連続ストップ高。

 28日新規上場の学びエイド<184A>(東証グロース)は1282円(公開価格970円の32%高)で初値をつけ、その後1300円(同34%高)まで上げ前引けは1108円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は7億5407万株、売買代金は1兆9149億円。プライム上場1649銘柄のうち、値上がり銘柄数は752銘柄、値下がり銘柄数は819銘柄。

 東証33業種別指数は15業種が値上がりし、電力ガス、非鉄金属、海運、繊維製品、石油石炭、鉱業、銀行、その他金融、化学、陸運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■7日間摂取試験でBCAAやタウリン増加、血液健全性を維持  吉野家ホールディングス<9861>(…
  2. ■日本味と匂学会で優秀発表賞を受賞、応用研究に期待  花王<4452>(東証プライム)は9月24日…
  3. ■GHG削減価値をデジタル証書化、荷主に割り当て  商船三井<9104>(東証プライム)は9月19…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る