ゼロフィールド、新潟県に「新潟データセンター」を開設、マイニングとAI需要に対応

■豊富な雪や河川水を活用した外気冷却で省エネ運用

 トリプルアイズ<5026>(東証グロース)グループのゼロフィールドは5月29日、新潟県湯沢町に豊富な雪や河川水、冷涼な外気などを活用したコンテナ型「新潟データセンター」を開設したと発表。同社は機械学習やマイニング用途の高性能パソコンの販売・運用を手掛け、国内に4拠点、米国2拠点のデータセンター拠点を有する。マイニングやAI開発の需要拡大を見据え、国内5拠点目の新潟データセンターを開設することとなった。

 新潟データセンター開設の背景には、政府による地域分散化の推進がある。湯沢町は東京からのアクセスが良く、地盤も安定していることから立地に適していると判断した。外気冷却方式を採用し、年間を通じて空調にかかる電気代を大幅に削減できる。再生可能エネルギーの導入と併せて、環境負荷を低減する省エネ運用を目指す。

 同社は地域企業との連携や雇用創出にも取り組む方針。データセンターの建設・運営を通じて、地方創生とエネルギー効率化の両立を図る。AI・機械学習・ブロックチェーン開発に強みを持つ同社は、7年の実績を基に今後データセンター事業を強化し、成長を目指していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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