ムーンバットが出直り強める、梅雨入り控え「同社史上最小」(全長11.7センチ)の傘などに期待集まる

■今期の業績予想は慎重だが雨や暑さ次第で上振れる期待が

 ムーンバット<8115>(東証スタンダード)は6月3日、前後場ともジリ高基調となり、13時30分にかけて5%高の848円(42円高)まで上げて出直りを強めている。日傘や雨傘などを手掛けるため株価的にも動意を強めやすい季節に入り、直近は折り畳むと全長11.7センチで開くと約80cmになる「ムーンバット史上最小」(同社ホームページ)の6段折りたたみ傘『ミラクルテック』などの新製品に期待して注目する動きがあるようだ。

 株価は5月14日の3月決算発表を境に水準を一段下げてもみ合っている。今期・2025年3月期の連結業績予想を営業利益3.5%増、親会社株主に帰属する当期純利益35.8%減などとしたためモノ足りなさがあったようだが、前期は「雨傘を含めたレイングッズの展開、販売が好調に推移」(決算短信より)し、「猛暑の影響によりパラソルマーケットが活況」「一部ブランドを中心にインバウンド消費の取り込みにも成功」としており、こうした展開はこの梅雨や夏も起こり得る可能性が高いとみられている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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