武田薬品工業、国内初の遺伝子組換えブタ血液凝固第VIII因子を発売

■重篤な出血症状を伴う難治性の疾患に新たな選択肢

 武田薬品工業<4502>(東証プライム)は6月10日、遺伝子組換えブタ血液凝固第VIII因子「オビザー静注用500」(スソクトコグ アルファ(遺伝子組換え))を発売した。オビザーは、正常な第VIII因子遺伝子を有する患者さんに凝血促進作用の機能的欠損を引き起こす、まれな出血性疾患である「後天性血友病A(AHA)」の治療薬として承認された。

 AHAは、重篤な出血症状を呈し、生命予後が良好とは言えない難治性の出血性疾患である。従来の治療法では十分な効果が得られない場合があり、患者さんにとって大きな負担となっていた。

 オビザーは、AHA患者さんの新しい治療選択肢として期待されている。臨床試験では、オビザーはAHA患者さんの出血エピソードを抑制する効果を示しました。また、従来の治療法と比較して、安全性の高いことが確認されている。武田薬品工業は、オビザーの販売を通じて、AHA患者さんのQOL向上に貢献していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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