小森コーポレーションが年初来高値を更新し反発、10ヶ国から銀行券及び諸証券印刷設備を受注

■受注金額は約200億円、海外展開が奏功、基盤事業の拡大に弾み

 小森コーポレーション<6349>(東証プライム)は7月4日、41円高(3.02%高)の1397円(9時2分)まで上げて3日ぶりに反発している。同社は7月3日、日本、バングラデシュ、カナダ、インド、ベトナム、南アフリカなど10ヶ国から銀行券及び諸証券印刷設備を受注したと発表。受注金額は約200億円となり、2023年4月から2024年6月までの証券印刷機事業全体の受注金額となる。

 同社は、1958年から日本の銀行券印刷機の製造をしており、海外展開も積極的に推進している。近年では、英国のデ・ラ・ルー社、米国のクレーンカレンシー社、フランス銀行、イタリア銀行など、世界的な金融機関への納入実績もある。今回の受注は、高い性能と安定したサービスが評価された結果となる。

 受注した銀行券印刷設備は、オフセット機、凹版機、番号機、番号コーター機など複数台で、納入は順次行っていく予定。小森コーポレーションは、今回の受注を契機に、基盤事業の更なる拡大を目指していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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