ステラファーマが後場一段高、BNCT治療法に関する発表を連日好感、終値で年初来の高値を更新

■「中性子照射装置とホウ素薬剤を組み合わせたがん治療法の一つ」

 ステラファーマ<4888>(東証グロース)は7月8日、前引けにかけて7%高の440円(30円高)まで上げ、後場も13時を過ぎて438円前後で売買され、2日続けて大きく出直っている。前取引日の5日、BNCT(中性子照射装置とホウ素薬剤を組み合わせたがん治療法の一つ)の有効性と安全性に関する論文が学会誌「Radiotherapy and Oncology」に掲載されたと発表。連日買い材料視されている。

 ステラファーマは、「新たな放射線治療であるBNCTを集学的治療の一翼を担うものとするため、2007年に大阪で事業を開始してから一貫してその実用化に携わり、20年5月には、世界初となるBNCT用ホウ素医薬品を上市するに至った。製薬会社として踏み出した新たな一歩は、BNCTの次のステージの幕開けとも考えている」(同社ホームページ)より。株価は終値ベースで24年5月21日につけた423円を抜き、年初来の高値に躍り出ている。取引時間中の年初来の高値は同日の484円で、これに迫っている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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