ペルセウスプロテオミクスが後場一段高、新薬候補『PPMX-T003』主要評価項目の安全性など確認、期待強まる

■臨床試験の中間報告を学会で発表、注目再燃

 ペルセウスプロテオミクス<4882>(東証グロース)は7月17日、前後場とも波状的に上値を追う相場となり、14時にかけて14%高の638円(78円高)まで上げて年初来の戻り高値に進んでいる。16日付で、真正多血症患者に対する抗トランスフェリン受容体抗体『PPMX-T003』の第I相試験の中間報告を7月13、14日に開催された学会で行ったと発表。主要評価項目の安全性と瀉血不要期間(治療効果)が確認されたとしたため好感されている。

 発表によると、『PPMX-T003』の真性多血症(PV)第I相試験(目標症例6例)はすでに終了しているが、6例目のデータ固定等が未了。本学会では、データ固定が完了した5名のデータを中心に、主要評価項目の安全性及び副次的評価項目の瀉血不要期間(治療効果)が確認されたことを発表した。同社HPの「パイプライン」によると、『PPMX-T003』は、真性多血症に加えアグレッシブNK細胞白血病(ANKL)も対象疾患として開発中となっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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