三井不動産、英国初となる物流施設事業に参画、サステナブルな物流施設を2026年竣工予定

■海外の物流事業10件目、海外における新たなアセットクラスのさらなる推進へ

 三井不動産<8801>(東証プライム)は7月22日、英国子会社Mitsui Fudosan(UK) LTDを通じて、欧州最大の物流デベロッパーPanattoni UK社と共同事業契約を締結し、英国コベントリーに物流施設事業に参画すると発表。同物件「(仮称)Wilson’s Lane」の竣工は2026年を予定している。

 同プロジェクトは、英国の物流プライム立地であるゴールデントライアングル(M1線、M6線、M69線から形成されるエリア)付近に位置し、高速道路出入口に隣接する好立地にある。また、リサイクル材の使用、自然採光の活用、LED照明の導入など、環境にも配慮した設計となっており、サステナビリティに対する関心が高い英国市場で他社施設との差別化を図っていく。

 英国は欧州でもEC化率が高く、物流拠点需要の増加が見込まれている。三井不動産は2024年4月に策定した「& INNOVATION 2030」に基づき、海外事業の拡大を推進している。今回のプロジェクトでは、これまで培った物流施設開発のノウハウとPanattoni UK社の専門知識を活用し、さらなる成長を目指していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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