大丸松坂屋百貨店、心斎橋共同センタービルディングを完全子会社化

■戦略拠点の自由度を高め、エリア活性化を目指す

 J.フロント リテイリング<3086>(東証プライム)の子会社である大丸松坂屋百貨店は7月22日、心斎橋共同センタービルディング(SCB社)の発行済普通株式の42.6%(42,600株)を取得し、完全子会社化すると発表。

 SCB社は、大丸心斎橋店南館として営業しており、心斎橋エリアにおける戦略的拠点として、特選ブランドやインバウンド向け化粧品売場、免税カウンターなどを運営している。

 今回の株式取得により、大丸松坂屋はSCB社を完全子会社化し、エリア戦略について自由度の高い事業計画策定が可能となる。今後、大丸心斎橋店南館を含めた将来像の検討を進め、心斎橋エリアにおけるリテールの拡張や街の賑わい創出・魅力向上に資する計画推進を通じて、グループの同エリアでのプレゼンスをさらに強化していく予定。

 株式取得は2回に分けて行い、第1回株式譲渡の実行日は2024年7月31日、第2回株式譲渡の実行日は2025年7月31日を予定している。取得価額は合計83億9200万円で、2025年2月期第2四半期連結決算においてその他の営業収益に計上する予定。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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