【株式市場】前場の日経平均は77円高、NY株の反発など好感も半導体株などの上値重い

◆日経平均は3万9676円34銭(77円34銭高)、TOPIXは2840.52ポイント(12.99ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億1346万株

 7月23日(火)前場の東京株式市場は、NYダウの3日ぶり反発や半導体株指数の約4%大幅高などを受け、東京エレク<8035>(東証プライム)や三菱重<7011>(東証プライム)、伊藤忠<8001>(東証プライム)などが軒並み反発して始まった。ただ、半導体関連株は次第にダレ模様の銘柄が目立ち、ホンダ<7267>(東証プライム)も朝高の後一進一退など上値の重い銘柄が目立った。一方、業績予想の大幅増額を発表した日本郵船<9101>(東証プライム)は急伸して始まった後もジリ高となり、他の海運株も連動高。三井住友FG<8316>(東証プライム)などの銀行株もしっかり。日経平均は取引開始直後の328円89税高(3万9927円89銭)を上値に伸びきれず、午前11時過ぎには5円58銭高(3万9604円58銭)までみせて前引けは持ち直した。

 ジャムコ<7408>(東証プライム)が急反発となり欧州での航空ショー開催を受けて納入先のボーイングなどへの大量発注を期待の見方。ティーガイア<3738>(東証プライム)は一段と上げ22日付で紙帳票の内容をデータ化する「onboard」と建設業の現場業務を効率化するDXサービス「KANNA」の発表など材料視。横浜ゴム<5101>(東証プライム)は米グッドイヤーの鉱山タイヤ事業買収が材料視され急反発。大和重工<5610>(東証スタンダード)は2日連続ストップ高となり電子炊飯ジャー向けの羽釜好調とか。IGポート<3791>(東証スタンダード)は5月決算と今期予想を好感する相場再燃と再び一段高。オンコセラピーS<4564>(東証グロース)は動物病院のウオルブスハンド<194A>(東証グロース)との提携など好感され一段高。ピクスタ<3416>(東証グロース)は大口受注が好感され気配値のままストップ高。

 新規上場のフィットイージー(212A)(東証スタンダード・名証メイン)は1213円(公開価格990円の23%高)で初値をつけ、その後1275円(同29%高)まで上げる場面をみせて売買され、前引けは1050円。

 東証プライム市場の出来高概算は7億1346万株、売買代金は1兆7669億円。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は1219銘柄、値下がり銘柄数は360銘柄。

 東証33業種別指数は27業種が値上がりし、海運、ゴム製品、不動産、その他金融、輸送用機器、倉庫運輸、ガラス土石、証券商品先物、医薬品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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