コニカミノルタ、新生児医療に貢献、ノルウェー企業と連携し黄疸測定技術を強化

■スマートフォンで新生児黄疸を自宅で簡単に検査

 コニカミノルタ<4902>(東証プライム)は7月23日、ノルウェーのPicterus社と連携し、新生児黄疸の測定技術を強化すると発表。この連携により、新生児がどこでも適切な黄疸スクリーニングを受けられる医療環境の実現を目指していく。

 コニカミノルタは、1980年に世界で初めて黄疸計を発売して以来、新生児黄疸スクリーニング分野のパイオニアとして、世界トップシェアを誇っている。一方、Picterus社は、スマートフォンを使用した在宅での非侵襲の黄疸スクリーニングツール「Picterus Jaundice Pro」を世界で初めて実用化した企業である。

 今回の連携では、両社の黄疸測定技術を融合し、より高精度な新生児黄疸スクリーニングソリューションの開発を目指す。また、臨床データ収集においても協力し、製品・サービスのさらなる向上を図っていく。

 新生児黄疸は、生後数日の間に新生児の肌の色が黄色くなる現象である。ほとんどの新生児に見られるが、病的黄疸の場合は脳障害を引き起こす可能性があるため、早期発見と治療が重要である。

 コニカミノルタとPicterus社は、今回の連携を通じて、新生児医療の発展に貢献していくことを目指している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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