【注目銘柄】伊豆シャボテンRは続落も「アニタッチ」大型店舗オープンと純益V字回復に再評価余地

注目銘柄

 伊豆シャボテンリゾート<6819>(東証スタンダード)は、前日1日に2円安の448円と変わらずを含めて3営業日続落した。日経平均株価が、975円安と4営業日ぶりに大幅反落し、東証スタンダード市場指数も、2.04%安と急反落したことから、5月15日につけた年初来高値480円を覗いていた同社株も目先の利益を確定する売り物に押された。ただ同社は、夏休み入り早々の7月29日に屋内型ふれあい動物園「アニタッチ」の大型店舗である「アニタッチ東京ドームシティ」をオ-プンしており、さらに今2025年3月期純利益のV字回復を予想しており、これを手掛かりに低位割安株買いが再燃する展開も想定される。テクニカル的にも、1カ月にわたる25日移動平均線を出没してエネルギーを溜め込んでおり、上放れをサポートしそうだ。

■前期のふれあい動物施設の来客数は過去30年間で最多の200万人超

 同社は、2021年10月以来、「アニタッチ」の多店舗展開を進め、これに加えて子会社施設の伊豆シャボテン動物公園の動物園施設の拡充や、伊豆ドリームビレッジでの宿泊増も寄与し、前2024年3月期は来客数が増加し初めて200万人を突破し過去30年間で最多を記録した。7月29日オープンの「アニタッチ東京ドームシティ」は、従来店舗より大型化され店舗面積は約1200平方メートル、展示動物はカビバラなど約50種、約300匹を数え、初めてカフェも併設されている。ふれあい動物園は、アニマルセラピーとして癒し効果、情操教育など児童心理にも好影響を与えるだけに、夏休み中の来客数の増加などから業績寄与度も大きくなる。

 一方、同社の今2025年3月期業績は、売り上げ50億円(前期比7.6%増)、営業利益10億1000万円(同12.2%増)、経常利益10億4000万円(同9.0%)、純利益6億5000万円(同2.01倍)と予想されている。純利益は、昨年4月に伊豆ドリームビレッジを完全子会社化した際に計上して減損損失2億9900万円が一巡しV字回復する。配当は、配当方針を変更し株主資本配当率3.5%を目安とし年間配当10円を維持することとしており、前期に24期ぶりに年間10円の復配を実現したが、今期も10円配当継続を予定している。

■25日線出没の中段もみ合いが煮詰まりPER12倍の割安修正に再発進

 株価は、昨年10月の株式併合(2株を1株に併合)後、538円高値から378円まで調整し、優待制度の拡充や「アニタッチ」の新店舗開業などで400円台を回復し、今期純利益のV字回復予想で年初来高値480円へ急伸し、25日移動平均線を出没するもみ合いを続けてきた。PERは12.5倍と割安であり、サマー・バケーション関連株人気も上乗せとなって、年初来高値抜けから株式併合後高値538円を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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