日本郵船は昨日の下げ幅を奪回、第1四半期の大幅増益、大幅増配を好感

■9月中間配、3月期末配当とも各々130円(期初予想比50円増)に

 日本郵船<9101>(東証プライム)は8月6日、急反発で始まった後もジリ高傾向となり、午前10時過ぎには15%高の4609円(611円高)まで上げて急反発となっている。5日の15時に発表した第1四半期決算が大幅増益となり、配当の大幅増額も発表。昨5日の598円安(終値ベース)を奪回する反発相場となっている。

 第2四半期末の9月中間配当、3月期末配当とも各々1株当たり130円の予定(期初予想比50円増)とした。年間配当は同260円(是期比120円の増配)になる。

 第1四半期決算(2024年4~6月・連結)は、売上高が前年同期比14.8%増加し、営業利益は同39.9%増の658億78百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同50.0%増の1102億34百万円だった。定期船事業のコンテナ船部門で紅海情勢に起因する需給逼迫や貨物需要の高まりなどがあり、航空運送事業でも荷動きが堅調で取扱量は増加し、運賃水準も上昇した。営業外収益で持分法による投資利益として581億円を計上した。適用為替は1米ドル155.02円。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  2. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  3. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  4. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  5. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  6. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る