ファンペップ、三井物産の完全子会社ゼウレカと抗体誘導ペプチドのAI創薬研究を開始

■AI活用で候補化合物の早期創出を目指す

 ファンペップ<4881>(東証グロース)は8月7日、三井物産<8031>(東証プライム)の完全子会社ゼウレカと共同で、AIを活用した抗体誘導ペプチドの創薬研究を開始したと発表。抗体誘導ペプチドは、患者自身の免疫力を高めて病気と戦う新たな治療薬として期待されている。

 従来、抗体誘導ペプチドの開発には、標的となるタンパク質の構造を詳細に解析し、効果的なペプチドを見つけるために多くの時間と労力が必要だった。今回の共同研究では、ゼウレカが持つAI技術を活用することで、このプロセスを大幅に効率化できることが期待される。AIが、膨大なデータの中から最適なペプチドを迅速に探し出し、創薬のスピードアップに貢献する。

 ファンペップは、この共同研究を通じて、より多くの患者さんに貢献できる新しい治療薬を創出することを目指していく。AI技術の導入により、これまで治療が困難であった病気に対する新たな治療法開発の可能性も広がる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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