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プレシジョン・システム・サイエンス、糖鎖プロファイリング技術を製品化、8検体同時解析が可能に
- 2025/7/2 08:29
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■糖鎖を活用した診断支援ツール、BIST技術と試薬カートリッジで展開
プレシジョン・システム・サイエンス<7707>(東証グロース)は7月1日、糖鎖プロファイリングシステム「LuBEA―VIII(ルベア・エイト)」の販売開始を発表した。同製品は、同社が独自に開発した「BIST(ビーズ・アレイ・イン・シングル・チップ)」技術と試薬カートリッジなどと組み合わせて使用することで、精製タンパク質や血清、尿などを用いて8検体を同時に糖鎖プロファイリングすることが可能である。糖鎖マーカーのスクリーニングやマーカーバリデーションに活用できるとしている。
糖鎖はタンパク質や遺伝子に次ぐ「第三の生命鎖」として注目されており、バイオマーカーとしての期待が高まっている。同社は中期経営計画において、糖鎖を用いたIVD(体外診断用医薬品)事業の展開を戦略に掲げており、今回の新製品は、IgA腎症などの腎疾患に対するバイオマーカーのバリデーションに利用される予定である。
なお、同製品は産業技術総合研究所の久野敦グループ長と同社が、AMEDやJSTの助成を受けて共同開発した全自動糖鎖プロファイリングシステムである。同社は今後も糖鎖解析関連製品のラインナップ強化を進める方針を示しており、本件による業績予想の変更はないとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)