ダイドーグループホールディングスの子会社ダイドーファーマ、ランバート・イートン筋無力症候群治療薬「ファダプス錠10mg」の製造販売承認を取得

■希少疾患治療薬開発に新たな一歩、患者への貢献に期待

 ダイドーグループホールディングス<2590>(東証プライム)の連結子会社ダイドーファーマは9月24日、ランバート・イートン筋無力症候群(LEMS)の筋力低下を改善する医療用医薬品「ファダプス錠10mg」の製造販売承認を厚生労働省から取得したと発表。同剤は、カタリスト社から日本国内での共同独占的開発・製造販売実施権および独占的商品化実施権を取得し、開発が進められてきたもの。欧州、カナダ、米国ではすでに承認されており、日本においてもLEMS患者に有効な治療薬として期待されている。

 ダイドーファーマは、2019年に設立され、希少疾病用の医療用医薬品の開発に注力している。特に、国内患者数が5万人未満の難病に焦点を当て、効果的な治療の選択肢がない希少疾病の治療薬開発を進めている。今回の承認取得は、同社の成長戦略の一環として、ライフサイエンス分野でのさらなる発展を目指すものである。

 同承認取得による2025年1月期連結業績への影響は、すでに公表されている通期業績予想に織り込み済みであり、業績予想数値の変更はないとしている。ダイドーファーマは、LEMS患者に一日も早く本剤を届けるための準備を進めている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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