Jトラストが株主還元を強化、保有する自己株式の大半を消却し、3月から自社株買いも開始

■営業収益など過去最高で業績拡大に道筋がつき更なる利益還元など図る

 Jトラスト<8508>(東証スタンダード)は2月13日の夕方、12月決算とともに、現在保有する自社株のほとんどの消却と3月開始の自社株買い(自己株式の取得)を発表した。

 12月決算(2023年12月期)で営業収益が過去最大の1142億79百万円(前年同期比39.3%増)を計上し、親会社の所有者に帰属する当期利益も159億51百万円(同26.3%増)とIFRS移行以来、過去最大の収益を計上するなどで、持続的な業績拡大の道筋がついたこともあり、株主への更なる利益還元と、資本効率の向上により、適切な株主価値の実現を図ることを目的に行うとした。

 消却する株式の総数は、普通株式938万株(上限、消却前の発行済株式総数(自己株式を除く)の6.81%)。「現在持っている自社株のほとんど」(会社側)に相当する。消却予定日は2024年2月29日。

 また、自社株買い(自己株式の取得)は、24年3月27日から同年11月30日までの予定で、取得株数400万株(自己株式を除く発行済株式総数の2.91%)、取得総額額20億円を各上限に行うとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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