【株式市場】前場の日経平均は638円安、イランのイスラエル攻撃を受け様子見のなか資源株や「石破銘柄」を物色

◆日経平均は3万8013円76銭(638円21銭安)、TOPIXは2669.63ポイント(21.15ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億5336万株

 10月2日(水)前場の東京株式市場は、早朝にイランがイスラエルを攻撃と伝えられたことを受けて石油資源開発<1662>(東証プライム)などの資源・石油株が一斉高となり、三菱マテリアル<5711>(東証プライム)などの金属株も軒並み値上がりした。一方、日本郵船<9101>(東証プライム)や三井物産<8031>(東証プライム)は伸び悩むなど商社・海運は重く、円相場は円高で始まったが次第に円安傾向。中で石破新首相の政策に乗る銘柄などがにぎわった。日経平均は515円安で始まり、午前10時過ぎに759円70銭安(3万7892円27銭)まで下押したが、前引けは下げ幅600円台にとどまった。

 マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)が活況高となり、不用品のリユースで循環型社会の形成をめざす自治体との連携事業などで石破新首相の「地方創生・活性化」に乗ると注目拡大。セーラー広告<2156>(東証スタンダード)も地方創生関連で一時3日連続ストップ高。重松製<7980>(東証スタンダード)は「防衛力強化」関連で出直り急激。雨風太陽<5616>(東証グロース)、地域新聞社<2164>(東証グロース)も地方創生関連で急伸し雨風太陽はストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は9億5336万株、売買代金は2兆145億円。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は515銘柄、値下がり銘柄数は1065銘柄。

 東証33業種別指数は9業種が値上がりし、鉱業、石油石炭、海運、鉄鋼、電力ガス、卸売り、非鉄金属、パルプ紙、水産農林、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  2. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  3. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  4. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  5. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  6. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る