クリナップ、新システムバス『SELEVIA』アイテム3品が一挙受賞!2024年度グッドデザイン賞

 クリナップ<7955>(東証プライム)が今年2月新発売のシステムバスルーム『SELEVIA』にラインナップしたアイテム3品が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2024年度グッドデザイン賞を受賞した。受賞アイテムは、「ぐるもみジェット」、「シルクベールシャワー」、「乾動!優レールハンガー」の3品。

【ぐるもみジェット】入浴時間でお腹マッサージの習慣づくり

・特長:ジェットの噴出口を背面だけでなく両側面に設定することで、一般的な背中部分に加え、新たにお腹周りも集中的にもみほぐすことができる。身体の芯からポカポカと温まるような温浴効果を省時間で与えることができる。
・対応シリーズ:システムバスルーム『SELEVIA』

【審査委員講評】 ジェット水流付の浴槽は、足裏と背中がメインであり、近年ここからの進化があまり見られていなかったが、同製品はお腹の表層部から腸をもみほぐし、温浴効果を促進するというものである。確かに従来のジェットの位置ではこれはできない。「腸活」が注目されている現在、ジェットの位置を変えたことで、自宅でこうしたマッサージをすることを習慣づけることができる。健康寿命を延ばせる可能性がある点に評価が集まった。

【シルクベールシャワー】-肌ケアをする楽しみと軽快に取り回せるスリムさを両立

・特長:シルクのような滑らかな浴び心地と、直径1μm以下の微細な気泡のウルトラファインバブル(※)による汚れ落ちを兼ね備えたシャワーヘッド。ミスト吐水とシャワー吐水を組み合わせた独自構造により、汚れ落ちの機能性を保持しながらも、ミスト吐水のみの場合よりも水温が低下しにくく、一年中快適に使用できるシャワーヘッドを実現した。また、吐水切り替え機能など複雑な構造を排除することでシンプルな佇まいと本体の軽量化をはかった。ヘッドの重心を本体下部にし、持ち手の側面にエッジを設けることで持ちやすく滑りにくい形状にしている。
※ウルトラファインバブルは一般社団法人ファインバブル産業会の登録商標。
・対応シリーズ:システムバスルーム『SELEVIA』、『rakuvia』

【審査委員講評】 浴室シャワーヘッドは大きな散水面を持つものがラグジュアリー感があるとされ、多く見られる。しかし、実際にはこうした従来品では手首に負担がかかるなど、使い勝手の面で難があった。本製品の散水面は、持ち手部分の形状を延長した縦長形状であり、スリムで持ちやすい。散水面は小型化したものの、独自開発した散水構造で快適にシャワーを浴びることができる。形状優先で幾何形体でまとめるのではなく、きめ細かく使いやすさを追求したデザインを評価した。

【乾動!優レールハンガー】入浴以外にも使える「ランドリールーム」としての新提案

・特長:一般的な浴槽上部の固定式のランドリーパイプではなく、レールを使った可動式バーを採用。洗濯物を干すときに洗い場側までバーを引き寄せて使用するなど、家事動線の短縮に。また、バーの間隔を広げ、洗濯物が重ならず空気の通り道をしっかり作ることも可能になりレジャーシートやテント布など大きなものを干しやすくなった。
・対応シリーズ:システムバスルーム『SELEVIA』

【審査委員講評】 都市部の集合住宅はもちろん、環境変化などの様々な理由で浴室乾燥機の利用は年々増えていながら、「干す」行為の助けとなる新たな提案は多くなかった。乾燥機能自体への視点が多い中で、作業性・効率をはじめとした洗濯環境を向上させる提案は評価できる。また、洗濯物の種類や量によって干す密度を変え、乾燥までの時間短縮などの効果があることからも、この製品の機能やデザインが有効であろう。

(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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