【株式市場】日経平均は406円高で6日続伸、日銀の金利据え置きなど好感され後場一段と上げる

◆日経平均は3万6452円30銭(406円92銭高)、TOPIXは2679.44ポイント(12.15ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は18億6514万株

 5月1日(木)後場の東京株式市場は、昼の時間帯に日銀の政策金利据え置きが伝えられ、円相場が円安方向に傾斜、TDK<6762>(東証プライム)や任天堂<7974>(東証プライム)などが一段強い値動きとなり、ホンダ<7267>(東証プライム)もジリ高傾向。今期減益予想のコマツ<6301>(東証プライム)も一段ジリ高となるなどで、日経平均は次第高となって前場の高値を上回り、14時40分頃に498円高(3万6544円)まで上げて大引けも上げ幅400円台を保ち6日続伸となった。後場に3月決算などを発表した銘柄では住友商事<8053>(東証プライム)やHOYA<7741>(東証プライム)が高い。

 後場は、キヤノン<7751>(東証プライム)が中盤から一段ジリ高となり、円安に加え米国の関税の影響を加味した業績予想を開示したため買いやすいとの見方。ウィルソン・ラーニングW<9610>(東証スタンダード)とベクター<2656>(東証スタンダード)はスタンダード市場の値上がり率1、2位だがこのところ株価2ケタからの急伸で投機銘柄の見方。アイズ<5242>(東証グロース)はSNS投稿の違反をAIで発見するツールなど注目され連日急伸。アクリート<4395>(東証グロース)とカウリス<153A>(東証グロース)は一段高となり「カリスマ投資家」が証券口座を乗っ取られたと伝えられたことなどを受けオンライン証券口座の多要素認証などの関連株として注目拡大の様子。

 東証プライム市場の出来高概算は18億6514万株(前引けは8億6792万株)、売買代金は4兆6085億円(同2兆2029億円)。東証プライム1635銘柄のうち、値上がり銘柄数は590(前引けも590)銘柄、値下がりは988(同974)銘柄。

 東証33業種別指数は20業種(前引けも20業種)が値上がりし、値上がり率上位は、精密機器、陸運、ガラス土石、その他製品、非鉄金属、医薬品、不動産、その他金融、サービス、空運、機械、輸送用機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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